AO入試ってなに?
●AO入試とは
大学進学は変わりつつあります。従来型の入学試験だけでなく、私立大学ではもはや定員の60%以上が推薦やAOで決まり、国公立大学でも定員の半分以上がその方式で決められる方向にあります。
選考方法も劇的に変わりました。まず小論文など「書く力」が重視され、志望理由書・自己評価書などで入学動機・将来への希望などを見定め、さらに集団討論・面接などが広く行われています。知識のインプットより、現実問題に対して解決法を提示したり、熱意や将来イメージをアピールする力が重視されるようになったのです。
問題と解決の提示+自己アピール
これには、「詰め込み」型受験勉強では対応できません。学課の成績を上げるというより、むしろ大学進学を人生のキャリアの一環として捉え、それを大学側にわかりやすく伝える技術が必要になります。そのためには、職業や生き方の情報にアクセスして、人生・キャリアを設計し、その中の不可欠な要素として大学を位置づける指導が望まれます。
学課の成績を上げる<キャリア・イメージ+志望動機の明確化
残念ながら、高校の現場はまだこの状況に追いついておらず、AO入試を活用したいという生徒を充分ケアしているとは言い難いのが現状です。一方、大学側も従来と異なる入試方法で入学してきた学生たちにどう対処して良いか、試行錯誤を続けています。
● AOgym とは
AOgymはこのような状況の中で、大学受験生を支援する総合情報サイトとして生まれました。入試の新しい動向に合わせて、受験する生徒さんや高校の先生に情報提供をすると共に、希望者に必要書類の書き方を指導いたします。提供する情報は以下の通りです。
1大学からの入試情報・学校・学部紹介
2大学の学部と職業との関係を知るためのMAP
3実際の仕事イメージをつかむためのリンク集
4自分の生き方を探るための読書案内
5大学生の体験談とアドバイス など
サイトは、Webの特性を生かしながら、AO入試の主旨である「様々な情報に触れつつ、自分で発想・表現する力」を自然に形成できるようにデザインしました。
とくに、10代の受験生が将来の生き方までを射程に入れて、大学生活を捉えられるように、各学部と職業イメージを結びつけ、関心領域を探るシステムになっているのが特徴です。さらに、関連した職業の情報ページや書籍案内など内容を厳選してあるので、安心してアクセスできます。一足先に大学生活を送る先輩たちからのアドバイスやキャンパス・ライフのレポートなども盛り込み、実用的であると同時に楽しいページになるよう工夫してあります。
●必要書類の添削指導
AO・推薦入試ではさまざまな書類が必要です。AOgymでは、希望者に対して、その書き方の指導も行います。各入試要項に合わせた、個別の指導となります。しかし、これらの書類にも一定の合理的でわかりやすい書き方のパターンがあります。そのパターンを用いれば、だれにでも論理的で明快な文章が書けます。むしろパターンに従うことで、個性も効果的に表現できるのです。
もちろん、目的は受験生の負担軽減だけではありません。書くというプロセスを通じ、表現力と理解力を高める効果があります。高校での学習を補完するだけでなく、大学入学後のレポート作成などにも応用できます。その意味で、ここで身につけたスキルは、大学入学後も実社会に出てからも役立ちます。受験生のみならず、高校・大学の先生方の負担を軽くする役割も担っているわけです。
書類の添削指導は、小論文指導で多くの実績のある吉岡友治が、直接指揮します。vocabow小論術の校長として、大学受験をはじめとして、法科大学院、MBAなどの指導などで知られています。