■ その他の道　読書案内 ■

森の生活　ウォールデン（上、下巻）　Ｈ・Ｄ・ソロー （岩波文庫）

森の中の湖畔に自らの手で小屋を建て、自給自足の生活を送る。自然の中の読書と思索の日々を瑞々しい文章で語る。

白土三平野外手帳　白土 三平 （小学館）

忍者まんが界巨匠のもう一つのライフワーク、野外生活技術。自然と向き合い、たくましく生きるためのフィールドの知恵。

コンチキ号漂流記　トール・ヘイエルダール（偕成社文庫）

考古学上の仮説を証明するため、チリからポリネシアまでをイカダで航海する。命をかけて世界をアッと言わせた海洋冒険談。

路上　ジャック・ケルアック （河出文庫）

自由と開放感だけが信条のビートニク。ハチャメチャな生き方の若者たちを描写した本書はアメリカのヒッピー時代の聖書だった。

女職人になる　鈴木 裕子（アスペクト）

「和」の仕事に女性が就職する方法。やりたいことを見つけるってどういうこと？　先輩の姿を通して新しい仕事を見つけるヒントがいっぱい。

僕は炭焼き職人になった?怒濤の独立編　原 伸介 （新風社）

「炭焼きで生きる」が夢だった。20才の時山に入るが悪戦苦闘。たくさんの人の応援で一人前に…これが僕の生き方だ！

日本の川を旅するーカヌー単独行　野田 知佑（新潮文庫）

カヌーイスト野田誕生の記念碑的本。ゆったり水に浮かび川を下るシアワセをみんなに教えてくれた。こんなふうにも生きられるんだ。

世界美少女図鑑　アジア編1　タイ北部・黄金の三角地帯　三輪 隆 （巡遊社）

タイの少数民族に魅せられてそのまま在留16年のフォト・ジャーナリスト。今は少数民族の子供たちの教育支援「さくらプロジェクト」を主宰。少女たちの笑顔がかわいい！

植草甚一スタイル　コロナ・ブックス編集部 （平凡社コロナブックス）

自分の趣味に忠実に、膨大なコレクションをした人。物書きであったが、本質はコレクターだ。いろいろなモノを集めてはスクラップし続けた。

ねむれ巴里　金子 光晴 （中公文庫）

日本の放浪詩人青春期の代表作。ちょいワルなんてかっこ悪い。最後まで無頼で不良を通した金子光晴のパリ逃避行の記録。

世界最低最悪の旅　蔵前 仁一 （幻冬社文庫）

世界を旅するバックパッカーのドキドキするような体験本。著者は趣味が高じて個人旅行者のための出版社まで作ってしまった。

日本奥地紀行　イザベラ・バード （平凡社ライブラリー）

イギリス人女性旅行家。明治維新前後の日本の辺境地を馬と徒歩で訪れる。当時の日本の姿をクールに描いた日本紀行文の傑作。