21.9. 14

　雑草が茂った秋の原っぱ。東京では珍しい景色かもしれない。町では、少しでも土地があれば、原っぱにしておくより建物を建てて有効利用してしまうだろう。十分伸びた葉の先はフアフアした綿毛で、寝転んでみたくなるような優しい表情だ。子どもの頃、夏の終わりにこういう原っぱで近所の子どもたちと転げ回った。楽しい思い出だ。

21.9. 7

　パラリンピック閉会式が行われている国立競技場。花火が上がるが、日本の花火とは違って地味だ。でも、バラリンピックはオリンピックより数段面白かった。困難をかかえてがんばる姿が私たちとも共有できるし、メダルあるなしに関わらず彼らの笑顔がすばらしかった。開・閉会式は広告屋が発想した学芸会のようだ。パリの映像に切り替わるとコンセプトの明快さ、美しさに見とれる。あまりの違いに驚く！

21.9. 4

　記録的猛暑の8月から9月になったら、急に涼しい日が続いている。でも、また残暑はぶり返すのだろう。というわけで、新世界菜館の冷やし中華を食す。毎夏になるとこれを食べずにはいられない。店の人に聞くと、一年中注文されるので、通年メニューになったそう。夏の記憶が刻まれる冷やし中華。忘れられない美味しさだ。