■今までの文章をつなぎ合わせ、原発賛成派に対する反論を書いてみよう。 |
実際ドイツでは日本の100倍以上の風力発電が行われている。日本に比べて発電に適している風が100倍あるわけではないから、十分原子力以外の発電の可能性はある。 しかし風力発電、地熱発電などは発電の効率が悪かったり、発電量が少なかったりして、代替エネルギー源としては実用的ではない。 技術の発達を加味すれば、発電効率や発電量はさらに増え、十分に実用となるだろう。むしろ代替発電が進まないのは、日本の政策が原発にこだわり、代替発電に予算が回らないからだ。原子力に使われている資金を代替発電の開発に回せば、技術の発達が期待できる。また社会全体で省エネルギーの機運が起こり、必要な電力量を減らすことも可能である。そうすれば多少効率が悪くても、社会全体の消費量をまかなうことができる。 しかし天然資源に変わるエネルギー源は原子力に限らない。地熱発電、風力発電、潮汐による発電など自然を利用したエネルギー源が試みられている。政府が後押しすれば原子力に頼らなくても電気を確保することができる。 |
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