2002年12月24日
みなさん、こんにちは。ボカボの吉岡友治です。きょうから、「三日坊主通信」をはじめます。どうぞよろしく。
蟻の巣を二時間見続けて日射病になったり、本を読み続けお尻が擦り切れたことはあったけど、子供のころから、日記だけは続かない。正月に日記帳を買うのだけど、すぐイヤになってしまうことの連続。
でも、今度は何とか続けるようにしたい。この通信も、三日坊主にならないように自戒して、書き続けます。三日ごとには更新するつもりですので、はらはらしながら見守ってください。映画とか本とか、面白そうなものも紹介したいと思っています。
ただ今回は、おすすめの映画はなし。ハリー・ポッターも見たのだけど、「魔女の宅急便」の方が数段よかった。だいたい私は敵役(かたきやく)がちゃっちい映画は嫌いです。ハリーは魔法学校に入る前から有名人だから、嫉妬されるのは当然だし、敵役がいかにも憎まれそうな性質をすべて集めたみたいなキャラクターで、あまりにも薄い! 宮崎駿の映画に出てくる敵役のリアリティには及びもつかない。「風の谷のナウシカ」も「もののけ姫」も敵役が皆どこか複雑な影があって興味を引かれる。「千と千尋」の婆だって、よい婆と悪い婆の双生児キャラクターという複雑さ!
やっぱりイギリスの子供より、日本の子供のほうがずっと世界認識は成熟しているのかな。ただ、そのあまりにも単純な構造の映画を、ハラハラ、ドキドキしながら、最後までけっこう楽しんでしまった私は何だったのだろう…
ところで、僕が新しく書いた小論文の参考書が出版されました。
書名は『吉岡の なるほど小論文 講義10』で、桐原書店という出版社からでてます。本屋さんで見かけたらのぞいてみてください。
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