このセミナーは「法科大学院」の小論文・志望理由書を書くためのプログラムです。これらの文章は日本語だから自然に書けると思いがちです。しかし、実は明確な方法に基づいたテクニックが必要です。
この講座は、自らの法曹への動機や小論文のテーマ構成を自覚し、それを説得的に表現するとともに、自分の特徴を生かす技術を学ぶコースです。個々の要望に合わせて合理的スケジューリングをいたします。もちろん、社会人の方の特別なご要望にもお応えいたします。主に神保町の教室で開催しますが、状況によっては、あるいは遠隔地にお住まいの方でも Zoom /Skypeで参加できます。
2024年8月3日〜 土曜、日曜に開講。全10回
2024年10月5日〜 土曜、日曜に開講。全10回
その他にも、「法科大学院 受験講座」が準備されています。
年間スケジュールをご覧下さい。
◆小論文プログラムのねらい
小論文の力は、まず、いろいろな課題について実際に書いてみることで向上します。しかし、それだけでは不十分です。複数の参加者の間で同じ問題を扱った解答を相互に参照し、それを講評・討論することが必須です。そうすることで、書く力は飛躍的に高まります。
なぜなら、講師の解答例と受講者の解答とではレベルが大きく違うからです。そのため、解答例に圧倒されて自分の書いた解答をどう発展させればよりよくなるか、その道筋が見えにくくなるということがよく起こります。
それに対して、受講者同士の答案は優劣の差が少なく、自分の答案レベルに近い。だから、比べると現在の状態のどこをどうすればよくなるか、が見えやすい。参加者同士に良い意味で競争意識も生まれ、小論文を書き続けようという学習動機も強化されます。
VOCABOWの小論文セミナーでは、上のような特性を生かし、複数の参加者が同じ問題を扱った答案を見比べながら、その長所短所などを検証し指摘し合うという双方向的なプロセスを入れます。それを通して、はじめて小論文の発想の仕方・展開の可能性が広がるのです。
●法科大学院が要求する高度な文章能力を身につけるべく、細部から全体構成まで、論理的文章の書き方を初歩から指導します。
●あなたの答案を細かく添削すると共に、少人数で討議してその問題点や特徴を明らかにし、具体的な対応策を提示します。
●解答を充実させるのに必要な社会科学的思考や知識のエッセンスを提供し、法と社会を深く理解するための素地を養います。
◆志望理由書については、「Real個別コーチング」か「Zoom個別コーチング」、「web個別対応コース」で行っています。
志望理由書は、自分がどんな問題に取り組みたいのか、どう解決したいのか、どのような法律的介入ができるのか、自分の今までのキャリアをどう生かせるのか、法曹にふさわしい資質がどこにあるか、などの複雑な情報を整理して表現する必要があります。
したがって、志望理由書をうまく書くためには、
1必要な内容を認識する
2適当な材料を探す
3読みやすく印象深い順序に並べる
4全体の一貫性を保つ
5適切でパワフルな文体を選択する
などの文章技術を習得する必要があります。しかも、これらの技術は自分の経験・キャリアと結びついて、はじめて充実した内容となるのです。
当然、講師・指導者は知識を伝達するメッセンジャーではなく、受講者の生活・経験・キャリアなどを注意深く聞き、その中から志望理由書の材料を協力して見つける伴走者の役割も果たす。
このセミナーは「こういう内容を書けば合格だ!」などというステレオタイプで安易な指導法は取りません。あくまでも、受講者の資質に合わせた志望理由書を、ハイレベルな形で作成する手助けをする講座です。
●法科大学院入学に必要な社会的な問題意識を高めることで、法律家として志望動機を明確にします。
●あなたの経験を聞き、文章を充実させる材料をともに探し、分かりやすい形で表現するテクニックを伝授します。