学生からビジネスマンまで必携! 自分の話はなぜ軽いのか?
「1人ひとりができることをする」
「悩ましい問題である」
「意識改革をすべき」
「組織一丸となって」
「もっと向き合え」
「断固たる決意で臨む」
あなたは、こんな中身のない言葉=マジック・ワードで意見をまとめていませんか? こんな言葉を愛用する人は、何かを言っているつもりで、実は思考停止しているのです。
私は、長年にわたって大学受験・ロースクール・MBA志望者などに、文章・論理の指導を行なってきましたが、その過程で、中身のない文章で共通して使われる表現があるのに気づきました。
本人は、すばらしいことを言っているつもりなのですが、意味が曖昧なので、かえって文章を混迷させ、内容のレベルを下げてしまうステレオタイプの表現たち。
こういう言葉は徹底的に自分の語彙から追放しなければ、きちんと問題をとらえ、論理的に思考することはできません。
本書は、そんな言葉や表現を取り上げて、それがいかにダメな表現かを徹底的に分析することを通じて、面接・会議・プレゼン・スピーチ・論文・レポートなどで、自分の考えを明確化し、それを説得的に論じるメソッドを解説していきます。
「一生懸命伝えているつもりでも、どこか薄っぺらい」と悩んでいる人、「私の話は、なぜ軽んぜられるのか?」と不思議に思っている人など、あなたの話がちゃんと聞かれない原因は、ここにあるのかもしれません。
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