2022年度版です！

　今年のフォーカスはコロナ危機です。去年は、緊急事態宣言の発出で一斉休校になるなど、学校も混乱しましたが、その後、ZoomやClassroomなどの通信技術の利用が急速に広がり、休校の影響を最小限に抑えることができました。ネットの本格的な使用を迎えて、教育の世界も急速に変わりつつあります。他方で、このような変化が比較的スムーズに行われたのも、地域との関係が良好に保たれていたことがベースにあります。地域と学校が良好な関係を保つにはどうするか、緊急事態宣言の時期をモデルにして具体的に解説してあります。「いじめ」「不登校」などの問題に加えて、学校はどうあるべきか？　どんな組織なのか？　授業はどうあるべきか？　など、本書では、さまざまな角度から教育のあり方を検討しています。社会的背景から説明が進んでいくので、説得力のある答案を書くための筋道が整理できるはずです。