2009年5月20日 ●こんにちは。専務です4
     
 
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こんにちは。寝坊癖が抜けず重役出勤していたダメロースクール生の「専務」です。2年生になった今は、授業が午後からにもかかわらず、朝8時頃に学校へ行って自習するようになりました。友達と自習室で待ち合わせしているからこそ続けられるのですが、人間、変われば変わるものですね〜。

さて、今回は自主ゼミの話をするという予告でしたよね。私は1年生の前半、自主ゼミというものに誘われると「そんな高度な勉強、法学部出身の皆さんと一緒になんてムリムリ。自分で勉強して、理解できるようになってからみんなと一緒に勉強しよう」と思って断っていました。

でも、それは、間違いだったことが、1年生の後期になってわかりました。人と一緒に勉強することで、わからないことはすぐに解決できるし、1人で勉強するよりも集中力がアップ!例えば、1人では流し読みしてしまう教科書を、仲間に「ここはどういう意味?」なんて聞かれたりすると、ものすごく真剣に集中して読むことになるんです。あいまいだった知識も人に伝えることで、より正確に理解できるようになるし、私が2年生に進級できたのは絶対にゼミのおかげ。1人では無理でした。だから、最近では「一緒に勉強しよ!」と言って、いろんな人たちと勉強しています。ただ、グループ学習が多すぎて自分の勉強ができなくなってもダメなので、午前中は1人で勉強する時間にしています。

また、2年生になってからは授業中も少し積極的に発言するようにしています。この間は民事訴訟法の授業で手を挙げて発言したら、先生に「私も気付かなかったけど、その理論はありですね」って、ロースクール生活で初めてまともにほめられました。パソコンの影に隠れていた時とは違う不思議な高揚感を味わい、「また誉められた〜い」と思って民訴をよく勉強するようになりました。現実は厳しく、その翌週も張り切って発言して、見事撃沈したのですが・・・。

あ、勉強のことばかり書いているので、勉強漬けの日々に見えると思いますが、ゴールデンウイークには友達とバーベキューもしたし、コンサートにも行ってきたし、毎週末、何らかの飲み会にも参加しています。春休みには約2週間、オーストラリアの大学のプログラムに参加して英語で法律を学ぶという体験もしましたし、最近では他大学のロースクール生との交流(=飲み会)も増えてきました。

社会人の方が「もう一度学生生活を満喫したい」という目的を持っている場合、それも満足できると思います。ただ、大学生時代とは比べ物にならないぐらい勉強に時間を費やす覚悟だけは忘れないでください。授業も含めて1日の半分…12時間は勉強に費やすと思います。働く時間もかなり減りました。10分の1ぐらいしか働いていません。貯金もぐんぐん減ります。授業料+生活費が3年生の終わりまで持つかどうかあやしいので、最近は、ドリンク類を節約し始めました。働いていたころは「使っただけ稼げばいいんだ」と強気だったけど、最近は「お弁当をもっていこうかなぁ…」とも考えるくらい節約モードです。

こんな風にお金や時間をたくさん費やすロースクール生活ですが、新たな仲間との出会いや知識欲の刺激、将来への夢や希望など、得るものもたくさんあります。行き当たりバッタリで入るもよし、綿密に準備して入るもよし。ロー生活が気になる方はとりあえず入ってみて、1年ぐらい経験してみてはいかがですか?「むいてなかったらやめればいいや」ぐらいの気持ちでもいいと思いますよ。損害額はせいぜい200万円+365日。一生涯で考えれば、ほんのわずかな時間とお金です。3年間通うとなると司法試験ぐらい合格しないと元をとれない気がしますが、1年なら「海外留学した」つもりでお金を使ってもいい気もします。

でも、こんな私が1年以上もったのだから、今ボカボのホームページをみるぐらい準備している皆さんは、きっとスムーズなロー生活を送れると思います。安心してがんばってください!さて、最後のコラム、ちょっと長くなってしまいましたが、専務はここで引退して、次の方にバトンを渡します。来年(?)、このコラムを読んでいるみなさんと、ロースクールでお会いできることを楽しみにしています。

                
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