2008年11月15日 ●Law生は道具にこだわる
     
 鉛筆

予想以上にローの日々はたいへん。そんなわけで、いきなり2回目の原稿が遅くなってしまいました。

さて、ロースクール受験生の皆さんは、どれほど自分の筆記具に、こだわってますか? 相性のいい筆記具選びは、たいへん重要です。自分の受験校では、シャープペンシル(鉛筆)が可能なのか、ボールペンのみ可なのか事前に確認することをお勧めします。

まず、シャープペンシル。筆圧のある人、ない人。重量感のあるシャープペンシルが好きな方、軽い方が好きな方、日本製派、外国製派など千差万別です。芯の太さも0.5mm、0.7mm、1.3mm(マークシート用)3種類ほど、できれば使い分けたいところ。0.5mmは、下書用紙がない時に、問題文の空きスペースで使用するのに便利。0.7mmは、鉛筆ぐらいの太さなので、一気に原稿用紙の升目を埋めるために。1.3mmは、蛍光ペンなどが使えない際、問題文のアンダーライン用として。

できれば、ボールペンは、長時間書き続けても手首や指が疲れないものを選びましょう。 ただし、紛失しやすい方は、安価なものを気軽に使ったほうがいいかもしれません。やはり、4色ボールペンは必須。試験で使用不可の場合は、自然と試験監督から事前に注意されるので、指摘されるまで黙っておくこと。もちろん予備として通常の黒ボールペンの用意はお忘れなく。

小論文で、ひたすらボールペンで書き続ける訓練は、ロー入学後もおおいに役立ちます。新司法試験はもちろんのこと、法科大学院の試験もボールペン書きですので、ふだんのノートもボールペンで手書きしているほうが訓練になります。ローの教室でパソコンでノートをとっている学生は、約3割くらい。

ついつい、予習課題もパソコンで作成してしまいがちなので、意識して手書きを併用しないと、いざという時に書けません。基本的な漢字を間違うと答案の印象が悪く、「こいつは、基本がわかってないかも...」と思われます。例えば、「議院の国政調査権」(憲法62条)が正解ですが、「議員の国勢調査権」などと二重の間違いを犯すともう最悪です。

さらに、これから、秋の試験会場は乾燥します。目薬、リップクリーム。ハンドクリームなどは必須。某ロースクールの入試は、目薬OKなのに、なぜかリップクリームは持込禁止でした。また、腰痛が心配な方は、小ぶりの座布団を持参しましょう。長い学校だと、試験時間が3〜4時間あり(既修だとさらに長い)、必ず、でん部が痛くなってきます。これ冗談じゃありません。  

あと、室内では、帽子はぬぎましょう。試験監督が礼儀にうるさい方だと見つけるやいなやすぐさま注意されます。あとで面接官になるかもしれません。無用な印象を与えるのは避けねばなりません。

最後にロー入試の失敗談をひとつ。自分は異常に汗かきで、解答する前に、解答用紙に穴をあけて汚してしまいました。そういう緊急事態の場合こそ、冷静に。なに食わぬ顔で挙手して、用紙を交換してもらいましょう。あたかも最初から汚れていたかのように。  

by stationary love
                     

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