2008年10月1日 ●秋の京都は要注意!     
詩仙堂

東京や地方から京都大学にあこがれて法科大学院を受験する方、要注意!

今年の京都大学入試日程は、未修が11月22日(土)、既修が11月23日(日)。連休の真っただ中です。もちろん、紅葉を求めてどこも行楽客でごったがえす。うかうかしていると宿がとれずに、野宿になりかねない。しかも、その事情は京都だけじゃないのです。大阪・神戸も軒並みいっぱいになる。さて、どうしたらいいのか?

京都大ロー未修の試験は午後からのため、最悪日帰り受験は可能です。しかし、既修の試験は午前中に開始するため、前泊が必要なのです。以下、万が一、宿泊施設がとれなかった場合の応急処置です。

東京、博多など新幹線で行ける場合は、当日朝の新幹線でも間に合います。その場合、自由席は混むので、出費覚悟でグリーン車に乗るのも一案。ただし、列車が何らかのトラブルで遅れる可能性もゼロではないので(最近は確率が高い!)、心配性の方にはお勧めできません。

以前だったら、寝台急行「銀河号」の利用がありましたが、悲しいことに現在はなくなってしまいました。代わりに、夜行の列車やバスでの移動も考えられます。しかし、安く移動できることもあり、行楽シーズンと重なってしまったら、こちらも直前ではまず予約はとれないでしょう。

一応前の日までに京都入りしたものの、ホテルはとれなかった場合、ネットカフェでリクライニング席を確保するか、24時間営業のサウナ・カプセルを攻めましょう。野宿よりははるかにましですし、使い方によっては意外と快適に過ごせるようです。

ただし、最近はカプセルホテルも行楽の最盛期は満員になるので、予断を許しません。できるだけ京都に近くということなら、名古屋、岐阜、岡山あたり(新幹線1時間圏)に宿泊するのも手です。でも、大津、米原あたりでは、すでに満員。とにかくこの時期、宿取り競争は思った以上に激しいのです。

ホテルの予約は3日前くらいまではキャンセル料がかからない場合が多いので、京都大学の受験を考えている方は、早めの予約が勝敗を決すると言ってもいいかもしれない(もちろんこの勝敗は宿取り競争です)。

移動手段や宿泊施設をいかに確保するかも、重要な受験戦略です。特に行楽シーズンとぶつかってしまう場合などは、知らなかったでは済みません。万全の体制で臨みたい場合は、一度、早めに、受験スケジュールをカレンダーに落とし込んでみましょう

なお、加湿器や電気スタンド必須の方は、ホテルに即刻伝えておきましょう。当日では絶対ありませんから。これ、意外に重要です。

そんなに大変なの? って実際大変なのです。まあ、法曹志望者に必要な「準備力」を試されているんだ、と何事も前向きにとらえてタフにサバイバルしてください。

ちなみに、小生は、ぎりぎりまで予定がたたなかったので、当日の新幹線移動でした(東京→京都)。そのかわり、試験に向けて休養を確保するのと、出費を抑えるため、こだま号のグリーン車でした。「ぷらっとこだま」という、ツアーパックを利用すれば、東京→京都間の新幹線代は¥9800(+グリーン車の場合¥1500)で行けます。さらに、駅の売店や車中で使えるドリンク券がついてきますから、お勧めです。

小生の場合、ドリンク券でビールを頼みました。旅行気分を盛り上げようと、ささやかな気持ちからでした。ところが、緊張が一気に緩んで熟睡を呼び、京都駅に着いたときにも気づかないほど。あわててホームに飛び降りるはめに。くれぐれもアルコールには気をつけましょう。 

by traveling man
                     

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