23年 慶應義塾大学環境情報学部  合格再現答案(一部) Sさん

会場で書いたことで、覚えている範囲が少なく、申し訳ないのですが、問3と問6aを再現してみました。細かい言い回し等も、実際に書いたものとほぼ同じだと思います。時間がギリギリだったため、省略・修正できるような箇所がいくつかあると思いますが、再現なので手は加えていません。参考になれば嬉しいです。

問3
定性的研究は科学研究の基礎である。あるものの性質を測定し量的に調べる研究を定量的研究というが、その性質がはっきりと分かっていないと、測定によって得られた数字の科学的価値は少い。その性質をはっきりとさせるのが定性的研究だ。つまり、定量的研究は定性的研究なしには成り立たないのだ。一般には定性的研究よりも定量的研究の方が価値があると考えられているが、文献3にある通り、社会的な価値があるものが各々の専門的な分野においても価値があるとされるとは限らず、観察の様な原始的な方法を軽視してはいけないのだ。

問6a
 Bさん夫妻は50代であるため、健康に対する関心が高いと考えられる。また、Bさん夫妻宅の周辺環境はトレーニングに適している。これらより、Bさん夫妻はウォーキングを始めるだろう。Bさん夫妻宅から3〜4q先にある豊かな自然が、ウォーキングのモチベーションに繋がるかもしれない。ウォーキングを続けるうちに、近所の農家と交流する機会も増えてくるはずだ。Bさん夫妻が農作業を手伝ったり、農家から野菜のお裾分けをもらったり…といったこともあるだろう。文献1に感銘を受けていることから、Bさん夫妻の食卓は農家の人に分けてもらった野菜や天候等に応じて移ろっていくと思われる。人や自然と深く結びついた暮らしが予想される。

以上